リン酸塩処理

リン酸塩処理(防眩処理/低光沢処理)

溶融亜鉛メッキされた部材を、薬品浸漬によるリン酸亜鉛皮膜処理することで独特の重厚な意匠を得ることが出来ます。
弊社独自手法の色調コントロールにより、N4・N5・N6の3色をとり揃えております。

低光沢処理仕様

可能寸法:6000×1000×1000 (H23.8現在)
基本工程:脱脂→水洗→水洗→表面調整→化成処理→水洗→湯洗→トップコート処理(白錆防止処理)
※工程は浸漬式によります
色調:N4・N5・N6の3グレードを用意

注意事項

・処理槽の大きさに制限があります。処理槽に入らない製品は対応できません。
・亜鉛メッキはリン酸処理に適したものが必要になります。亜鉛メッキを施す場合は、弊社指定(弊社と取り決めを交わした)メッキ加工会社様にメッキ加工をご依頼いただきますようお願い致します。
・亜鉛メッキに『ヤケ』が発生している場合、亜鉛の結晶模様(スパングル)は得られません。
(詳細は亜鉛メッキ加工会社様による資料をご参照ください)

また、リン酸処理後の色調についても、『ヤケ』部 と 非『ヤケ』部 とは若干異なることがあります。
『ヤケ』を防ぐため、シリコン(Si)含有率が0.02%以下または0.16~0.23%の鋼材をご使用いただくことが大切ですが、鋼材調達において、シリコンコントロールされた鋼材を完全使用することは難しく、『ヤケ』を完全に防ぐことは困難と思われます。
『ヤケ』自体は亜鉛メッキとしての防錆性能はなんら問題なく、仕上がり感が若干他の部分と異なる程度であり梁・支柱等で構成される構造物の場合、全体の仕上がり感には多大な影響は無いものと考えます。
(色調見本を参照下さい)

取扱

・製品の吊り具はナイロンスリング等を使用してください。ワイヤロープを使用する場合は、緩衝材(ゴム板等)を用い傷を
防止してください。リン酸処理膜は薄膜であるため、金属接触による擦り傷付いた場合、光沢のある亜鉛膜が露出します。
光沢面が露出しても、経時変化(数か月)により徐々にグレーの色調に変色し、違和感が無くなります。
補修する場合は、専用の補修塗料を刷毛塗りしてください。但し刷毛塗り部は非補修部と比べ仕上がり感は異なります。
補修塗料は薄く塗り重ねるようにタッチアップし、周囲の色調に調和させてください。
・保管中には雨水に極力濡らさないよう養生してください。またブルーシート等で密閉しますと水蒸気で蒸れて白錆が発生する恐れがあります。通気性の確保に努めてください。